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第9回ものづくりワールド名古屋

 

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仏・Alメーカーの高機能金属粉末の販売権を獲得

2ヶ月 3週 ago
仏・Alメーカーの高機能金属粉末の販売権を獲得

 大陽日酸( https://www.tn-sanso.co.jp )は、フランスのアルミニウムメーカー Constelli um SE(コンステリウム社)の金属アディティブ・マニュファクチャリング(金属AM)粉末商材「Aheadd® Aluminium Powders」における日本での販売権を1月に獲得した。これにより大陽日酸は本粉末商材を航空宇宙、自動車分野に加え、半導体分野など幅広い市場に向けて提案していく。

 同社は、日本酸素ホールディングスの中期経営計画「NS Vision 2026 Enabling the Future ~」の五つの重点戦略の一つである「カーボンニュートラル社会に向けた新事業の探求」や日本の産業ガス事業の成長戦略としての「ソリューションビジネスの拡大」に基づき、金属AMを重点事業分野と位置付け、大陽日酸が得意とする溶接プロセス、ガス精製、熱処理などの産業ガスアプリケーション技術を金属AMでの課題解決につなげ、革新的な商品開発や生産合理化、カーボンニュートラルに貢献するため、グローバルに事業を推進している。

 コンステリウム社は、アルミニウム製品とソリューションの開発、製造、リサイクルにおけるグローバルリーダーであり、同社の金属AM向けのアルミニウム合金粉末「Aheadd® Aluminium Powders 」はLaser Powder Bed Fusion 方式に最適化された設計であり、従来の粉末で実現できなかった新たな金属AM造形物の高機能化を実現する。大陽日酸は、ものづくりにインパクトを与える金属AM粉末商材の拡充を進めており、同品の日本市場における販売権を獲得した。

admin 2024年2月2日 (金曜日)
admin

マツダ、新時代に適合したロータリーエンジンの研究開発を加速

2ヶ月 3週 ago
マツダ、新時代に適合したロータリーエンジンの研究開発を加速admin 2024年2月2日(金曜日) in

 マツダは、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、時代に適したソリューションによってクルマが持つ楽しさを届け続けるために、新しい時代に適合したロータリーエンジン(以下、RE)の研究開発を加速させていく。

 REの新しい物語の序章として、2024年2月1日付で、パワートレイン開発本部パワートレイン技術開発部に「RE開発グループ」を復活させた。新生のRE開発グループでは、REを発電機用として継続的に進化させ、主要市場での規制対応やカーボンニュートラル燃料対応などの研究開発に取り組む。

 本件について、取締役専務執行役員兼CTOの廣瀬 一郎氏は、「マツダの歴史において、REは『飽くなき挑戦』を象徴する特別な存在。これまでREを支えていただいたすべての皆さまに心から感謝申し上げる。このたび、世界中のお客さまに愛されてきたREを開発する組織を復活させた。今日までの約6年間、RE技術者は最先端の内燃機関の機能開発や究極の効率改善を掲げるエンジン開発の組織に属し、エンジン方式の垣根を越えてその視座を広げ、またマツダの強みの一つである『モデルベース開発』の使い手として鍛錬してきた。このたび36人の技術者が一つのグループに集結し、REの研究開発でさまざまな壁をブレークスルーするスタートを切る。電動化時代そしてカーボンニュートラル社会においても、『飽くなき挑戦』でお客さまにワクワクしていただける魅力的なクルマをお届けすることをお約束する」と述べた。

 ロータリーエンジンは、三角形のローターが回転することによって動力を生む独自の構造をもつエンジンで、マツダは1967年に導入した「コスモスポーツ」にREを初めて搭載し、その後も長年にわたりロータリーエンジンを量産する唯一の自動車メーカーとして、出力、排気ガス浄化、燃費、耐久性などの性能向上に取り組んできた。2023年6月には、2012年に「MAZDA RX-8」の生産を終了して以来約11年ぶりに、ロータリーエンジン搭載車の量産を再開しました。現在、12車種目のロータリーエンジン搭載車種の「MAZDA MX-30 Rotary-EV」を日本や欧州に導入している。

MAZDA MX-30 Rotary-EV 電動駆動ユニット

 

admin

表面設計コンソーシアム2社、2/7~9開催の「テクニカルショウ ヨコハマ2024」に出展

2ヶ月 3週 ago
表面設計コンソーシアム2社、2/7~9開催の「テクニカルショウ ヨコハマ2024」に出展

 表面設計コンソーシアム(https://surfacedesignconsortium.com/)参画企業である昭和精工(https://www.showa-seiko.co.jp/)と日本電子工業(http://www.ndkinc.co.jp/)は、2月7日~9日の3日間、横浜市のパシフィコ横浜 展示ホールA・B・Cで開催される「テクニカルショウ ヨコハマ2024(第45回工業技術見本市)」(https://www.tech-yokohama.jp/)に出展する。

 昭和精工は加工技術エリアのかながわ自動車部品サプライヤー共同出展ゾーン(ブースNo.R18)にて出展、日本電子工業株式は機器・装置・製造・ロボットエリアの相模原市産業振興財団ゾーン(ブースNo.R34)にて、それぞれ出展。各社力を入れている新しい技術を紹介する予定だ。
 

 

kat 2024年1月29日 (月曜日)
kat

DIC、めっき可能なPPSコンパウンドを開発

3ヶ月 1週 ago
DIC、めっき可能なPPSコンパウンドを開発

 DIC( https://www.dic-global.com/ja )は、塚田理研工業および吉野電化工業と共同で、めっき可能なPPSコンパウンド「DIC.PPS MP-6060 BLACK」(以下「MP-6060」)を開発した。本開発品とめっき技術の組み合わせにより、特殊なエッチング工程を必要とせず、既存のプラスチックめっきラインでスーパーエンプラPPSの金属めっき処理が量産可能となる。

 PPSに金属めっきをすることにより、耐久性が必要とされる電子機器筐体やコネクタなどの金属部品の樹脂化と電磁波シールドの両立が可能となる。特に、電動化や自動運転化が進む車載部品では、ECU(電気制御ユニット)やADAS(先進運転支援システム)の筐体などの樹脂化が軽量化につながり、燃費効率と航続可能距離を向上させることで、性能とサステナビリティの両面での貢献が見込まれる。今後、電気自動車(EV)やPCなど耐久性が必要となる電子機器分野を中心に需要を取り込むことで、2030年の売上高30億円を目指す。

 PPSはスーパーエンプラとしての耐久性や軽量化、加工性などの長所から、車載電子機器などに使用されてきた。金属等の電気導体では電磁波の遮蔽効果が得られるが、プラスチックは電磁波を透過するため、筐体として電磁波を防ぐにはプラスチック表面に金属皮膜を形成するなどの電磁波シールド技術の使用が必要となる。しかし、PPSはその高い耐薬品性から一般的なプラスチックめっきで用いられるエッチング溶液が前処理に使用できず、金属膜との密着が難しいとの課題があった。これまで、めっきの密着性を付与するためにブラスト処理、プラズマ処理、フッ酸処理、濃硝酸処理などの特殊なエッチング工程が必要だったという。

 今回、同社が開発したMP-6060は、クロム酸などの汎用溶液でのケミカルエッチングが可能で、既存のプラスチックめっき設備で金属めっきが可能となった。

MP-6060のめっき工程無電解・電解めっきの比較

 

admin 2024年1月12日 (金曜日)
admin

川崎重工、民間航空機分野のNadcapの議決メンバーに加入

3ヶ月 1週 ago
川崎重工、民間航空機分野のNadcapの議決メンバーに加入

 川崎重工( https://www.khi.co.jp )は、民間航空機分野における世界的な特殊工程認証制度であるNadcapにおいて、認証ルールや基準策定の議決メンバーであるサブスクライバーとしての登録・加入が認められた。これは、同社が世界的に信頼性の高い航空機およびエンジンメーカーとして認められたもので、そのうち同社は日本で2例目となる。

 Nadcapは、1990年に開始された世界標準の認証プログラムで、米国PRI社(Performance Review Institute)が第三者機関として、民間航空機製造の特殊工程審査を行う。Nadcapサブスクライバーとして認められた世界の航空機およびエンジンメーカーが特殊工程の世界標準となる認証ルール・基準を策定している。

 同社は従来からNadcap認証のもと民間航空機事業および民間エンジン事業を展開しているが、サブスクライバーとなったことで、新たにNadcapの認証ルール・基準策定に同社の保有技術や知見を生かすことができるようになる。

 また、Nadcap認証を取得しているサプライヤーに対しては、川崎重工によるサプライヤーごとの審査に替えて、PRI社による審査結果を活用することで、審査の標準化および審査数の削減による効率化につながる。さらに、サプライヤはNadcap認証を取得することで、顧客ごとに異なる審査を受けていたものから、PRI社の審査のみとなることで受審回数を削減でき、経済的・時間的なメリットを享受することができる。

 

 Nadcapの特殊工程とは、浸透探傷検査や放射線透過検査などの非破壊検査、熱処理、めっきなどの表面処理、溶接、レーザー加工、複合材部品の成型や接着作業などの複合材加工、ショットピーニングなどの製造工程が該当し、厳格な品質管理が求められ世界標準による認証が要求される。

 

admin 2024年1月12日 (金曜日)
admin