オリエンタルモーターは、DC電源入力のステッピングモーター用バイポーラ駆動ドライバ「CVDシリーズ」にRS-485通信タイプを追加した。
CVDシリーズは高電流駆動が可能で、高効率設計による発熱低減と低振動化を実現しているが、このほど、ステッピングモーターをModbus(RTU)制御で動かしたい、タッチパネルで簡単にデータを設定したいといったニーズに対応するRS-485通信対応のドライバを追加したもの。上位制御機器1台に対して、ドライバを最大31軸まで接続して制御することが可能となっている。
新しい駆動ドライバの特徴は以下のとおり。
1.Modbus(RTU)で制御 :RS-485通信で運転データやパラメータ設定、運転指令入力を行える。プロトコルはModbus(RTU)に対応しており、PLCなどから簡単に制御可能
2.上位制御機器1台に対して最大31軸まで接続可能(総延長距離:10m以下)
3.パルス発振器が不要:運転データ・パラメータを設定し、選択して位置決め運転ができる(運転データ設定数:256)
4.RS-485通信から都度、位置・速度を書き込むダイレクトデータ運転にも対応していおり、PCからの制御やタッチパネルでの制御、スイッチの切り替えでの制御など、多彩な制御方法が実現できる
5.モニタリング機能搭載:位置や速度の指令値、ドライバ温度、走行距離などをモニタリングできる。ドライバの状態を遠隔で常時監視でき、予知 予防保全に貢献する
2相ステッピングモーター用バイポーラ駆動ドライバが定価16500円で、5相ステッピングモーター用ドライバが定価17500円。自働化、省人化装置など産業用に幅広く拡販し、1年後にシリーズ合計30000台/月の販売を目指す。