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第9回ものづくりワールド名古屋

 

オリエンタルモーター、ステッピングモーター用ドライバにRS-485通信タイプを追加

 オリエンタルモーターは、DC電源入力のステッピングモーター用バイポーラ駆動ドライバ「CVDシリーズ」にRS-485通信タイプを追加した。

RS-485通信対応のドライバ
RS-485通信対応のドライバ

 

 CVDシリーズは高電流駆動が可能で、高効率設計による発熱低減と低振動化を実現しているが、このほど、ステッピングモーターをModbus(RTU)制御で動かしたい、タッチパネルで簡単にデータを設定したいといったニーズに対応するRS-485通信対応のドライバを追加したもの。上位制御機器1台に対して、ドライバを最大31軸まで接続して制御することが可能となっている。

 新しい駆動ドライバの特徴は以下のとおり。

1.Modbus(RTU)で制御    :RS-485通信で運転データやパラメータ設定、運転指令入力を行える。プロトコルはModbus(RTU)に対応しており、PLCなどから簡単に制御可能

2.上位制御機器1台に対して最大31軸まで接続可能(総延長距離:10m以下)

3.パルス発振器が不要:運転データ・パラメータを設定し、選択して位置決め運転ができる(運転データ設定数:256)

4.RS-485通信から都度、位置・速度を書き込むダイレクトデータ運転にも対応していおり、PCからの制御やタッチパネルでの制御、スイッチの切り替えでの制御など、多彩な制御方法が実現できる

5.モニタリング機能搭載:位置や速度の指令値、ドライバ温度、走行距離などをモニタリングできる。ドライバの状態を遠隔で常時監視でき、予知 予防保全に貢献する

 2相ステッピングモーター用バイポーラ駆動ドライバが定価16500円で、5相ステッピングモーター用ドライバが定価17500円。自働化、省人化装置など産業用に幅広く拡販し、1年後にシリーズ合計30000台/月の販売を目指す。