ジェイテクトの中国軸受製造会社、無錫光洋軸承有限公司(WKB)と光洋滾針軸承(無錫)有限公司(KNBW)は、従来所在地が無錫市の再開発対象地域となったため、近隣の胡埭(フータイ)工業園へ移転したと発表した。
今回の工場移転に伴い、WKBおよびKNBWは設備の更新、生産ラインの見直しとともに、より生産性と品質の向上を図るという。
WKBでは、今回の移転で、主力製品である小型玉軸受の生産設備の一部を更新するとともに、さらなる品質の向上を図る。物流面でも、ラインやストアの集約により、工場内の物流効率を高めた。また、高度排水処理装置を設置するなど環境面に配慮した工場となっている。
KNBWは、今回の移転により、従来海外生産品を輸入していたロッカーアームの生産ラインを新設し、現地生産体制を構築し、コスト競争力を高めた。また、生産設備の更新、能増により、生産性向上やさらなる品質の向上を図っている。今後は、現地生産比率を増やし、2014年には昨年比で現地生産量約3倍を目指す。