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第9回ものづくりワールド名古屋

 

不二越、精密仕上げ加工向け超硬エンドミルを発売

 不二越は、エンドミル加工において精密仕上げ加工のニーズに対応する目的で「アクアREVOミル2枚刃・4枚刃2.5Dシャープコーナ(Sタイプ)」を開発、シリーズに追加し6月1日に世界同時発売した。2020年度で年間2億円、3年後には年間6億円の売上を目指す。

アクアREVOミルシリーズ
アクアREVOミルシリーズ

 

 同社では昨年末、材料、形状、コーティングをすべて一新し、エンドミル加工に求められる機能を飛躍的に向上した高性能汎用超硬エンドミル「アクアREVOミル」を発売した。硬さと靭性を高い次元で両立したエンドミル専用の超硬素材を新開発。形状は基準ねじれ角30度の不等分割・不等リードを採用し、切削抵抗を低減、加工面に影響するびびり振動を抑制し、安定した高能率加工を実現している。また、耐摩耗性、耐熱性、耐熱衝撃性に優れる新コーティング「REVO-Mコート」の採用により、ウェット加工でも高性能を発揮。一般鋼からステンレス鋼、高硬度材まで幅広い被削材への対応を可能としている。

 アクアREVOミル2枚刃・4枚刃2.5Dシャープコーナ(Sタイプ)は刃先コーナの切れ味を重視した形状で、側面や溝加工での隅部の残りを除去し、直角に仕上げる。コーナ摩耗の進行を抑え切れ刃を維持することで、長寿命で安定した加工を実現している。

 2枚刃 2.5D S タイプ(シャープコーナ)は、寸法範囲がφ1.0~φ20.0で全20寸法をラインナップ。4枚刃 2.5D S タイプ(シャープコーナ) は、寸法範囲がφ1.0~φ20.0で全20寸法を用意。