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ジェイテクト、転舵・駆動統合ユニットを新開発

 ジェイテクトは、自動車部品・軸 受・工作機械事業で培ったコアコンピタンスを生かし、「転舵・駆動統合ユニット」を開発した。転舵・駆動統合ユニットは、人とモビリティが共存するウォーカブルシティで求められる「人にやさしい移動」、気軽に乗れる・誰でも乗れる・広々使える、を実現するソリューション。同社では今後、自動車メーカーや自治体、各機関への提案をし、実用化に向けての共創機会の模索を進めていく。

ジェイテクト 転舵・駆動統合ユニット(左)と車両搭載例(右) bmt ベアリング&モーション・テック
転舵・駆動統合ユニット(左)と車両搭載例(右)

 

 転舵・駆動統合ユニットは「走る」「曲がる」「止まる」「下げる」の機能を1ユニットに集約している。車両の隅に配置することで、フラットで広い空間、乗り降りしやすい低床フロアが提供できる。用途に応じて、ユニットの機能を取捨選択することや、フラットで広い空間を柔軟に利用することも考えられる。

ジェイテクト 4輪配置イメージ(左)と1輪配置イメージ(右) bmt ベアリング&モーション・テック
4輪配置イメージ(左)と1輪配置イメージ(右)

 

 これらの特徴を生かして、ウォーカブルシティでの利用にとどまらず、移動式モビリティハブ、介護・医療分野での活用など、さまざまなニーズに貢献できるソリューションの提供が可能となる。ユニットを後付け・付け替えすることにより、移動店舗や倉庫の移動などでの活用も考えられる。

ジェイテクト 活用イメージ bmt ベアリング&モーション・テック
活用イメージ

 

 ジェイテクトは、モビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダーとして、転舵・駆動統合ユニットの実用化をすすめ、様々な企業や自治体との共創を通じて、モビリティにとどまらず、さまざまな移動体験と生活の価値を高め、豊かな社会づくりに貢献していく、としている。