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NTN、自動車向けボールねじで次世代ブレーキの先行開発に参画

 NTNは、自動車の電動化に伴い需要の増加が見込まれる電動機械ブレーキ(EMB:Electro Mechanical Brake)向けボールねじにおいて、国際的な主要メーカーの先行開発に参画している。同社は電動油圧ブレーキ(EHB:Electro Hydraulic Brake)向けボールねじを量産中で、その実績と技術を基盤に、EMB市場への展開を加速する。

 NTNのEHB向けボールねじは、軸受技術を融合した駆動モジュールとして、主要ブレーキメーカー向けに量産中で、近年は欧州を中心に各地域で新規案件の引合いが増加、採用の広がりが続いており、供給と販売体制の強化を進めている。

 ボールねじは、回転運動を直線運動に変換する機構で、自動車のさまざまな部位に採用されている。NTNは2004年に自動車向けボールねじの量産を開始し、エンジンやトランスミッション用途を中心に実績を重ねてきた。さらに2012年にはEHB向けボールねじの量産を業界に先駆けて開始し、以降、高い応答性や信頼性が求められる領域で技術を進化させている。

 NTNでは現在、EHB向けにボールねじ、ギヤ、軸受などを一体化した駆動モジュールとして展開しており、要素部品の一体化によりブレーキシステムに求められる高い応答性と制御性を実現するとともに、性能向上と設計自由度の両立に寄与している。また、軸受で培ったトライボロジーや熱処理、精密加工技術を生かした高品質・高信頼性と、安定した量産体制を確立している。

 今後は、日本をマザー工場とし、アジアや欧州での生産展開も検討しており、グローバル供給体制の構築を進めていく。

 EHBは、衝突回避支援ブレーキの義務化やADAS(Advanced Driver Assistance Systems:自動運転支援システム)の普及を背景に、今後も需要拡大が見込まれる一方、油圧配管を必要としない次世代ブレーキとしてEMBへの移行が進展すると予想されている。EMBでは、車両1台あたりのボールねじ使用本数の増加も見込まれ、中長期的な市場拡大が期待される。

 NTNは、これらの市場動向を踏まえ、EMB向けボールねじの開発を進めており、先行開発に参画し、試作対応を進めている。

 NTNは、EHBで培った実績と技術を基盤にEMB市場への展開を加速することで、自動車の電動化と安全性の高度化に貢献するとともに、グローバル市場における事業拡大に取り組んでいく考えだ。

NTN 電動油圧ブレーキ(EHB)用ボールねじ駆動モジュール bmt ベアリング&モーション・テック
電動油圧ブレーキ(EHB)用ボールねじ駆動モジュール

 

NTN 電動機械ブレーキ(EMB)用ボールねじ bmt ベアリング&モーション・テック
電動機械ブレーキ(EMB)用ボールねじ