出光興産は2020 年12 月30 日付で、シェルルブリカンツジャパン(SLJ)の全株式の譲渡手続きが完了したと発表した。
出光ではシェル・オーバーシーズ・ホールディングス・リミテッドとの間で、出光の完全子会社であるSLJの全株式とSLJが営むシェルブランド潤滑油事業に関して出光が有する資産および権利を譲渡する旨の株式譲渡契約を締結していた。
出光の潤滑油事業の今後の方向性、経営統合の状況等を勘案した結果、SLJ の全株式をシェルに譲渡し、競合する両ブランド事業の独立した運営体制を確立の上、それぞれがより一層の成長・発展を目指すことが最適と判断して株式譲渡を決定したもので、予定どおり昨年12月30日に、出光が保有する SLJ の全株式の譲渡手続きが完了した。
出光興産では今後、出光ブランドの潤滑油事業に経営資源を集中し、引き続き潤滑油のグローバルサプライヤーとして事業の強化・拡大を目指しつつ、確かな技術と知識で、ユーザーに最適なソリューションを提供していく考えだ。