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第9回ものづくりワールド名古屋

 

日本精工、VWと高出力シングルピニオンEPSを共同開発/受注

 日本精工(NSK)とフォルクスワーゲン社(VW)は、2019年6月に、ステアリング事業における協業に合意し製品開発における協業契約を締結しているが、その最初の成果として今回、VWの電気自動車用次世代プラットフォームMEB向けに、高出力シングルピニオン電動パワーステアリング(EPS)を共同開発し、受注した。2023年よりNSKの中国工場で量産を開始、VWの電気自動車の生産工場にグローバルに供給していく。

 Volkswagen Group ComponentsのThorsten Jablonski氏(Head of the Gearbox & Electric Drive Business Unit)は、「今回の共同開発の成果は、VWのステアリング事業にとっても大きな前進。NSKとの協業により、中国でのEPSの生産が可能となり、今後もNSKと一緒に我々の技術をグローバルに展開していく」とコメント。

 また、日本精工執行役専務 自動車事業本部 ステアリング&アクチュエータ本部長 麓 正忠氏は「今回の高出力シングルピニオンEPSの共同開発と受注は、VWとの協業の最初の成果となる。VWとの良好な協業関係には感謝しており、将来に向けてさらなる開発を共同で進めていく」と述べている。