トライボロジー研究会(運営委員長:杉村丈一 九州大学教授、事務局:協同油脂)は3月18日、Web会議システムを利用して「第31回講演会」を開催した。今回は『シミュレーションを取り入れたトライボロジー技術』をテーマに、以下のとおり行われた。
・KEYNOTE SPEECH
「分子シミュレーションでわかる目から鱗のトライボロジー」鷲津仁志氏(兵庫県立大学)
・CASE STUDY:SESSION Ⅰ 物質のふるまいを解き明かす
「グリースEHL解析技術-低速域における厚膜形成メカニズム-」相馬実波氏(協同油脂)
・CASE STUDY:SESSION Ⅱ システムを解きほぐす
「内燃機関潤滑計算の現状と課題」村上元一氏(トヨタ自動車)
「空調用コンプレッサの数値シミュレーションによる高信頼性設計」伊藤安孝氏(東芝)、青木俊公氏・三浦一彦氏(東芝キャリア)
「軸受動解析システムの開発」大島吉雄氏(ジェイテクト)
・CASE STUDY:SESSION Ⅲ 解いて裏付ける
「往復摺動すべり軸受の非定常油膜解析」東谷裕子氏・河鰭実昌氏・沖 恭弘氏・加藤裕康氏(デンソー)
「冷間圧延機におけるチャタリング防止のための潤滑制御システム」藤田昇輝氏(JFEスチール)
・特別講演
「金融ビジネスにおけるシミュレーションの活用-年金資産運用を例に」臼杵政治氏(名古屋市立大学)