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第9回ものづくりワールド名古屋

 

エボニック、理研鼎業とイノベーション創出に向けた共創契約を締結

 エボニック インダストリーズ(エボニック、ドイツ・エッセン市)と理研鼎業(埼玉県和光市)は、理化学研究所(理研、本部:埼玉県和光市)の科学者や研究拠点との情報交換や交流を行うため共創契約を締結した。これを通じ両社は、未来社会における理想的で健全な環境を生み出す新しいコンセプトを探求していく。

 エボニックは、理研との対話を通じイノベーションの可能性について検討していく。まず、理研発スタートアップをターゲットに据え、互いが持つ技術、研究リソースをもとにイノベーションのシーズを見出せるかを検討。すでに「ヘルスケア」、「デジタライゼーション」のテーマで関連するスタートアップと議論を開始している。さらに、理研の研究開発ネットワークとの共創イノベーションの可能性に向けた積極的な取組みを計画している。

 理研鼎業の油谷好浩社長は、「今回のエボニックとの共創契約締結は、理研鼎業の産業連携活動の一つである理研発スタートアップとの協業を中心に大いに期待しており、連携を密に活動を進める」とコメントしている。

 日本におけるエボニック グループ代表のフロリアン・キルシュナー氏は、「エボニックにとって、イノベーションは成長の要。日本におけるイノベーションネットワークを拡大するために、日本最大の総合研究所である理化学研究所とともに活動できることを非常に嬉しく思う」とコメントしている。