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SEMICON Japan 2024

 

ラスカム、電解マーキングのウェブページをリニューアル

 ラスカムはこのほど、電解マーキングの特徴や適用事例について、幅広い分野に向けて視覚的にアプローチし分かりやすく紹介する目的で、同社のウェブページ「SHOWROOM」(https://www.luscombe.co.jp/showroom/)をリニューアルした。

リニューアルしたウェブページ「SHOWROOM」 ラスカム bmt ベアリング&モーション・テック
リニューアルしたウェブページ「SHOWROOM」

 

 同社の扱う電解マーキングシステム「オストリングマーキングシステム」は、通電性のある金属面に専用の電解液を使って通電させ、表面に化学変化を起こすことにより、マーク・文字を定着させる方式。黒色マーキングの場合は、金属表面に酸化被膜を形成。母材と一体化しているためマークは消えたり剥がれたりしない。マーク面には優れた耐久性があり、変色・腐食しない、錆びないなど、高い耐久性、耐食性を有する。

 同電解マーキングシステムは大手ベアリングメーカーの製造番号表示などに導入されている。同ベアリングメーカーでは多品種かつ大小様々な生産ロットのベアリングやリニアガイド、ブッシュなどの製品に製品番号、サイズ、原産地をマーキングしているが、従来は鋳造段階に金型でマークを成形できるようにしておく、レーザーマーキングで行うといった方法が取られていた。しかし、鋳造では毎回金型を作る必要があり、レーザーマーキングでは製品に傷をつけるため、小さい製品の場合ひずみや微妙な変形を生じさせる恐れがあるなど、いずれのマーキング手法も問題を抱えていた。同社の電解マーキングでは、鋳造時の金型製造の手間やコストがかからず、製品の表面層に優しいマーキングのため、ひずみが生じないこと、さらに中性の専用電解液を使用するため、さびることもないというメリットが高評価を得て、導入に至っている。

 ラスカムでは今回、ウェブページ「SHOWROOM」に三つの新しいルームを追加し、今まで以上に電解マーキングシステム「オストリングマーキングシステム」を分かりやすく紹介している。新しいルームの一つ「バーチャル展示会」では、実際の展示会場を再現し、マーキングサンプルやマーキングのデモンストレーションの様子を画像や動画でより詳しく伝える。また、「システムを構成する」ルームでは、マーキングに必要な製品をピックアップしシステム構成ができるほか、「導入事例」ルームでは、様々な業種のユーザーの声からマーキングの導入事例が紹介されている。

 商談・打ち合わせはオンラインでスピーディーに対応。製品や操作方法は対話的に分かりやすく説明し、用途に応じた提案を行っている。