NTN( http://www.ntn.co.jp )は、シール設計および軸受内部設計の最適化により、高密封で高い耐荷重性能を持つ高負荷容量の圧延機ロールネック用「ULTAGE(アルテージ)密封形4列円すいころ軸受」を開発した。
鉄鋼設備における圧延機のロールネック用軸受は運転時の振動·衝撃·重荷重に加え、冷却水や粉塵等の過酷な環境下で使用されるため、軸受には高い信頼性が求められるという。同社では、従来品の内部設計を見直すことで、外部荷重に対する軸受転動体接触面圧の均一化と高負荷容量を実現する最適設計を行い、従来品比で軸受寿命が1.6倍、耐荷重性能が2倍以上を向上した。また、シール設計についてもコンパクトとしつつ密封性を大幅に向上、耐水性能が2倍以上になったという。
同品は、圧延機ロールネック用軸受に求められる「高負荷容量」「高耐荷重性能」「高密封性能」の要求に応えながら、外径約φ300~φ850まで19シリーズをラインナップし、国内・新興市場などグローバルな販売活動を進めていく。