THKは、主力の直動製品をはじめ、製造業向けのIoTサービス、各種ロボット技術など、それぞれを活用する手法や導入を検討するサポート拠点として、山陽・九州エリアでは初となる福岡ソリューションセンター(福岡県福岡市博多区)を8月2日に開設した。
同ソリューションセンターは、LMガイド、ボールねじ、アクチュエータなど同社の主力製品の展示コーナーのほか、部品の状態診断や予兆検知を実現するIoTサービス、さらには自社で開発したサービスロボット、協働ロボット、搬送ロボットなどのデモ機を常設展示し、来場者に最先端の自働化技術を間近で体験してもらいながら課題解決の道筋につなげていく中核拠点としての役割を担う。
山陽・九州エリアは自動車、半導体、食品・医薬品関連の産業が活発な土地柄で、特に近年は、半導体の関連企業が相次ぎ九州への進出、事業拡大を打ち出しており、“シリコンアイランドの復権”に向けて大きな期待が寄せられている。その一方で、製造業全体では生産性の向上に加えて、労働集約や人手不足が大きな課題となっており、自働化や省人化、ロボット化を推進するニーズが年々高まりをみせている。
そこでTHKは、山陽・九州エリアにおける旺盛なものづくり産業の需要を受け、最先端の自働化技術を体験できる課題解決型サポート拠点として福岡ソリューションセンターを開設するもの。
ソリューションセンター内の展示スペースには、デジタルデバイスを用いた直動製品の紹介コーナーのほか、アクチュエータデモ機、部品の状態診断や予兆検知を実現するIoTサービス「OMNIedge」、自社開発のサービスロボット「SEED Solutions」、協働ロボット「NEXTAGE」、ピッキングロボットハンドシステム「PRS」など、様々なデモ機を数多く展示している。
特にサービスロボットの展示では、技術スタッフがその場で様々なデモンストレーションを実施しながら、ユーザーが抱えるロボット活用の課題解決をサポートする。展示エリア外では、併設するミーティングルームで同社製品の導入を検討しているユーザー向けに、オンラインで東京本社の技術者を交えた技術セミナーなどを定期的に開催する予定。
同社では、「福岡ソリューションセンターでは、ユーザーのニーズに寄り添った最先端の自働化技術を紹介していく。山陽・九州エリアにおける課題解決型サポート拠点としてぜひともお立ち寄りいただきたい」とコメントしている。
福岡ソリューションセンターの概要は以下のとおり。
・所在地:福岡県福岡市博多区上牟田1-11-1 ORIENT DEALING BLD NO.90 1階
・営業時間:9:00~17:00 ※当面は完全予約制
・連絡先(質問/予約):THK福岡支店 代表電話:092-474-4471代表メール:thk-fukuoka@thk.co.jp