THKは、10月25日~(一般公開は10月28日~)11月5日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー2023、JMS)」に初出展し、実走行可能なEVプロトタイプである「LSR-05」を世界で初めて披露する。
本EVプロトタイプには、THKが独自開発したEV向け先進技術が多数搭載。デザインはSN DESIGN PLATFORM(SNDP)が担当し、両社が一体となって未来に向けた新しいモビリティの姿を具現化した。
クロスオーバー4シータークーペ「LSR-05」は、「ラグジュアリーでスポーティなデザイン、革新的な技術」をキーワードに開発された。車名は、Luxury、Sport、Revolutionそれぞれの頭文字を表す。
この車名は、1972年にTHKが世界で初めて開発した「直線運動案内」である初代LMガイド「LSR」にも由来するほか、創業50周年の節目という思いと、車の開発をスタートしてから5世代目という意味が「05」には込められている。
プラットフォームにはTHK独自開発の93kW(800V仕様)の可変磁束型インホイールモーターをリアに2基、フロントには220kW(800V仕様)のモーターを1基搭載した4輪ステア機構を採用。さらにはアクティブサスペンション、MR流体減衰力可変ダンパー、電動ブレーキなどを搭載し、上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現した。
また、室内に採用したステルスシートスライドシステムはフロアの完全なフラット化を可能とし、高級感ある快適な空間を演出する。
非接触給電システムも採用することなど、LSR-05ではTHKが目指す未来に向けた新しいモビリティの姿を表現している。