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世界ベアリング協会、新会長に鵜飼英一NTN社長

 世界ベアリング協会(World Bearing Association、WBA)は、市井明俊前会長(日本精工社長CEO)の任期満了に伴い、鵜飼英一NTN社長を新会長に選出した。任期は2024年9月から2年間。

 信頼性を確保しながら健全に発展することを目指し、偽造品対策などさまざまな課題の解決に向けた
活動をグローバルで行っている。鵜飼氏は、WBA の構成団体である日本ベアリング工業会の会長も務めており、今回の就任により、日本だけでなくグローバルにおけるベアリング市場の健全な発展に、より一層寄与していく考えだ。

 WBAは、日本ベアリング工業会(JBIA)、欧州ベアリング製造業者協会連合(FEBMA)、米国ベアリング製造業者協会(ABMA)の3団体が協業する非営利団体で、2006年に創設された。

 ベアリング大手が所属する日米欧の3団体が連携し、開かれた経済活動、持続可能な開発、法的権利の保護など世界のベアリング産業の共通目的のための活動を行っている。

 近年は、グローバルで横行する偽造品対策に特に注力しており、ウェブサイトによる啓発・教育活動や、取締当局をはじめとする各国政府との連携などを通じて、健全な市場づくりに業界全体で取り組んでいる。

WBAウェブサイトStop fake bearings:https://www.stopfakebearings.com/

 

WBA 新会長 NTN鵜飼英一氏 bmt ベアリング&モーション・テック

鵜飼英一氏
1957年生まれ。1980 年エヌ・テー・エヌ東洋ベアリング(現NTN)入社。入社後は、国内外の製作所において品質保証・製造部門などで経験を積み、2011年に執行役員、2014年より常務執行役員、アセアン・大洋州地区総支配人を経験。2017年に取締役、2021年4月より現職(代表執行役 執行役社長)。