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第9回ものづくりワールド名古屋

 

NTN、回転トルクを25%低減した深溝玉軸受を開発

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NTN「開放形低トルク深溝玉軸受」 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、CO2削減や低燃費化に貢献するため、今後一層の高効率化が要求される自動車や二輪車などのトランスミッション用の開放形軸受において、回転トルクを25%低減した「開放形低トルク深溝玉軸受」を開発した。

 同品は保持器ポケット部に凹形状を採用することで潤滑油のせん断抵抗を低減、従来品に比べて回転トルクを25%以上低減するとともに、噴霧潤滑方式下の少ない油量状態においても十分な性能を発揮することで、低燃費・環境負荷低減に寄与する。

 同社ではこれまで、自動車・二輪車の低燃費化に貢献するために、転動体に「鋼球」を用いた深溝玉軸受にも低トルク性能が求められていたという。そこで、深溝玉軸受において保持器と鋼球の間に介在する油のせん断抵抗が回転トルクの主要因であることに着目し、保持器ポケット部に新形状を採用し軸受内部の潤滑油をコントロールすることで、軸受の寿命や剛性など基本性能はそのままに低トルク化を実現した。