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三洋貿易、トライボロジー試験をテーマにユーザーズミーティングを開催

 三洋貿易は10月3日、東京都葛飾区の東京理科大学 葛飾キャンパスで、ユーザーズミーティング「トライボロジー実践講座(中級編)潤滑剤の摩擦・摩耗特性評価法の知識整理と応用」を開催した。

 まず第一部として、東京理科大学 教授で日本トライボロジー学会 会長の佐々木信也氏による座学「トライボロジーの基礎 潤滑剤とその評価方法」が行われた。サーキュラーエコノミーやカーボンニュートラル、電気自動車などトライボロジーを取り巻く環境の変化とますます高まるトライボロジーの重要性についての総括がなされた上で、摩擦摩耗メカニズムから見た潤滑剤(潤滑油、グリース、DLCなどの固体潤滑剤)、さらには、トライボロジーのDX化に活用可能な信頼性の高いデータを構築するために求められる、潤滑性能の試験・評価技術などについて、解説がなされた。

三洋貿易 トライボロジーセミナー 佐々木信也氏による座学のようす bmt ベアリング&モーション・テック
佐々木信也氏による座学のようす


 続いて第二部として、佐々木研究室のRtec-Instruments社製多機能型摩擦摩耗試験機「MFT-5000」と四球試験モジュールやミニトラクションモジュールを用いた実機実演(摩擦係数と摩耗量の測定)が行われた。

三洋貿易 トライボロジーセミナー 実機実演のようす bmt ベアリング&モーション・テック
実機実演のようす

 

 その後、具体事例に基づく評価方法・改善対策などに関する個別相談会・情報交換会が活発に催された。

 

三洋貿易 トライボロジーセミナー 右から、座学を担当した佐々木信也氏とユーザーズミーティングの企画担当者である三洋貿易・田森航也氏、司会進行を務めたRtec-Instruments・坂下愛佳子氏 bmt ベアリング&モーション・テック
右から、座学を担当した佐々木信也氏、
ユーザーズミーティングの企画担当者である三洋貿易・田森氏、
司会進行を務めた坂下愛佳子氏