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NTN、精密リキッドハンドリングシステムのライフサイエンス分野への提案を加速

 NTNは、高粘度の微量な液剤を±15µm(μm:1/1000mm)以下の位置精度で高精度に塗布する「微細塗布装置」の名称を、本年4月より「精密リキッドハンドリングシステムX-CELList(エクセリスト)」(https://www.ntn.co.jp/japan/x-cellist/index.html)に変更し、従来の工業分野に加え創薬実験用途などライフサイエンス分野における提案を加速していく。

NTN 精密リキッドハンドリングシステム「X-CELList」 bmt ベアリング&モーション・テック
NTN 精密リキッドハンドリングシステム「X-CELList」のロゴ bmt ベアリング&モーション・テック
精密リキッドハンドリングシステム「X-CELList」(上)とそのロゴ(下)

 

 近年、創薬や再生医療の分野では、細胞や生体材料を高い再現性で取り扱うための精密なリキッドハンドリング技術が求められている。NTNの「X-CELList」は、塗布針の先端に付着させた微量の液剤を対象物に直接塗布する独自の方式により、高粘度な液剤であっても、無駄なく高精度に塗布できる点を特長としている。

 NTNは、抗原検査の研究活動や創薬分野への適用に取り組み、2025年にiPS細胞由来心筋細胞(iPS心筋細胞)を創薬実験用プレート上に効率的かつ高精度に配置(播種)するバイオプリンティング技術を開発した。手作業と同等の細胞生存率を維持しながら、定位置・適量での塗布を実現し、細胞配置作業の自動化を可能としている。

 今回、従来の販売先である工業分野に加えてライフサイエンス分野での提案の加速を目的に、同分野における訴求力を高めた名称として、精密リキッドハンドリングシステムX-CELListに変更した。新名称は「Excellent Liquid Stamp Technology(卓越した液体塗布技術)」を基に、ライフサイエンス分野への適用を象徴する「Cell(細胞)」と、未知の可能性を連想させる「X」を組み合わせたもの。

 NTNは、創薬分野に加え、病気などで機能を失った組織や臓器の再生を目指す再生医療分野においてもX-CELListの適用を進め、新たな成長領域の一つとして位置付けるライフサイエンス分野の拡大を通じ、社会課題の解決に貢献していく。