メインコンテンツに移動

日本トライボロジー学会、第43回変速機のトライボロジー研究会を開催

 日本トライボロジー学会 変速機のトライボロジー研究会(主査:東海大学 山本 建氏)は4月17日、東京都中央区の東京ジェイテクトビルで、第43回「変速機のトライボロジー研究会」を開催した。当日は山本主査からの開会挨拶に続いて、以下のとおり話題提供がなされた。

「自動車技術の最先端と未来戦略 ~市場・技術・中国モデル・日本の勝ち筋~」矢島和男氏(ブルースカイテクノロジー)…本講演では、2025年時点の世界の電動車市場を俯瞰し市場動向・新興自動車メーカの実態を整理し、電動化,SDV,自動運転について最新技術を概観した上で,日本自動車産業の課題と勝ち筋について論じた。ICE車、HEVのようなシェアをBEVで実現するには、過去の実績・手法にとらわれることなく、日本の高い技術力と同時に中国のようなスピードとアジャイル開発のハイブリッド化を図る必要があると強調した。

「e-Axleおよびバッテリー向け潤滑油の性能向上技術」松原和茂氏(出光興産)…本講演では、電気自動車やプラグインハイブリッド車に搭載されるe-Axle用モーターおよびバッテリー向け潤滑油の性能向上技術について、モーターおよびバッテリーの冷却評価法など最新の技術動向を概観するとともに、今後の技術開発の方向性について論じた。

「表面粗さと摩擦係数の相関マップに基づく低摩擦損失歯面の提案」獅子原祐樹氏(ジェイテクト)…本講演では,転がりすべり摩擦試験により,複数の表面粗さパラメータが摩擦係数に及ぼす影響を整理し,損失低減に向けた歯面設計の考え方と,歯車試験による検証結果を紹介した。歯車の摩擦を低減することで、自動車や産業機械の機械効率を向上させることを目的に、表面粗さと摩擦係数の相関をマップ化し、効率を最大化する(摩擦損失を最小化する)最適な歯面性状を提案した。

日本トライボロジー学会 第43回 変速機のトライボロジー研究会 bmt ベアリング&モーション・テック
開催のようす