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SEMICON Japan 2024

 

NTN、設計時間を大幅に短縮できる転がり軸受最適設計システム

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 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、転がり軸受の寿命・剛性・安全率等の必要特性を満足させながら、低トルク・小型軽量等の要求に応じた最適な軸受を短時間で自動設計できる「転がり軸受最適設計システム」を開発した。同システムを活用することにより、顧客要求から設計完了までの時間が大幅に短縮するという。

 同システムは、自動車用トランスミッションやデファレンシャルギヤに使用される1軸上左右2個の転がり軸受の相互作用を考慮し、荷重や回転速度、各車速の使用頻度など与えられた使用条件を満足する軸受諸元の自動設計を実現した。

 同社では、円すいころ軸受に特化した最適設計システムを構築し顧客サービスに活用してきたが、深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受に対応できるシステムに拡張することにより、転がり軸受のほぼ全ての組合せに対して最適設計が可能となった。

 また同システムは、要求仕様を満足する最適設計解を求めるために必要な膨大な計算や探索を短時間で実行することができる。これにより、顧客要求から設計が完了するまでの検討時間が従来に比べて深溝玉軸受で1/6、アンギュラ玉軸受で1/8程度検討時間が短縮できるという。