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SEMICON Japan 2024

 

トライボロジー研究会、第29回講演会を開催

 トライボロジー研究会(運営委員長:木村好次 東京大学・香川大学名誉教授、事務局:協同油脂)は1月26日、横浜市西区のパシフィコ横浜会議センターで、「第29回講演会」を開催した。今回は『トライボシステムの長寿命化と寿命評価技術』をテーマに、以下のとおり行われた。
18020101協同油脂

・KEYNOTE SPEECH
「トライボロジーにおける計測と寿命評価」木村好次氏

・CASE STUDY:SESSION Ⅰ 長寿命化のための潤滑技術
「自動車用潤滑油の低粘度化と耐摩耗性能維持向上」佐川琢円氏(日産自動車)
「玉軸受のグリース潤滑における潤滑寿命の研究」小森谷智延氏(協同油脂)
「信頼性と低燃費を両立した低粘度油の開発」金子豊治氏(トヨタ自動車)

・CASE STUDY:SESSION Ⅱ 長寿命化のための材料技術
「繊維強化複合金属の熱間圧延ロールへの適用検討」井上 剛氏(新日鐵住金)
「転動疲労寿命におよぼすなじみの影響」長谷川直哉氏・藤田 工氏(NTN)、阿保政義氏(兵庫県立大学)、内舘道正氏(岩手大学)
「転がり軸受の耐白色組織はく離材料」山田紘樹氏(日本精工)

・CASE STUDY:SESSION Ⅲ 寿命の評価技術
「自動車部品のキャビテーション損傷予測式」林 裕也氏・犬飼恭司氏(デンソー)
「オイルクリニック(KOWA)による建設機械の予防保全」飯島浩二氏(コマツ)
「実機軸受を使用した軸受焼損試験」川畑雅彦氏(トライボテックス)

・特別講演
「健康病 “健康社会”のパラドックス」上杉正幸氏(香川大学名誉教授)

 なお、今回をもって木村好次氏が運営委員長を退任、新運営委員長に九州大学教授の杉村丈一氏が就任した。