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SEMICON Japan 2024

 

イグス、最大7000°の回転動作を実現するケーブル保護管に狭小スペース向け2種を追加

 イグスは、回転動作においてケーブルやホースを安全・確実にガイドするケーブル保護管「ツイスターバンドHDシリーズ」を提供しているが、このほど、特に小さな設置スペースでの用途に向けに内高さ11mmと18mmの2種類の小さいサイズを開発した。工作機械やロボット内などの狭小な組込みスペースに最適。

ツイスターバンドHDシリーズ
ツイスターバンドHDシリーズ

 

 ツイスターバンドHDシリーズは、スリムかつ軽量で、回転軸に近接して回転動作を行う。チェーンリンクがピン・フック方式で繋がって構成されているため、曲げ半径が固定されると同時により高い安定性が確保される。

 また、グラスファイバー強化材料を使用しているため、メンテナンスフリーで長寿命化を実現。

 モジュール式構造のため、必要に応じて長さを調節できるほか、ケーブル収納が容易なことや、交換や拡張が随時可能なことも、スリップリングに勝る利点となる。

 高速回転動作で高い負荷がかかるケーブルやホースを確実にガイドするため、木工機械や自動車産業向け位置決め装置等で採用されている。本ケーブル保護管を装備することで、1秒当たり最大180°の回転速度で、水平使用で最大7,000°、垂直使用で最大3,000°の回転運動が可能なため、回転角度が制限されている用途でスリップリングの代わりに使用することができ、バスケーブルや液体ホースなどの異なる媒体も一つのシステムで簡単に効率良くスムースにガイドできる。