日本滑り軸受標準化協議会(PBSA)は6月1日、新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止のため、書面による「2021年度 第1回総会(通算 第33回総会)」を開催した。
総会前に会員および関係者に、2020年度 第2回総会(通算 第32回)議事録、2020年度事業報告および会計報告、2021年度事業計画および会計予算案、ISO/TC123平軸受国内委員会2020年度活動成果報告および2021年度活動計画などの書類データを電子メールで配信し、会員の過半数の了解を得ることにより総会成立とした。また、審議事項について賛否の確認をとり、承認が得られた。
2020年度事業報告としては、主に以下の活動について報告がなされ、承認が得られた。
・ 2020年6月1日に第1回総会(通算 第31回)を電子メールによる書面総会として開催した。
・2020年11月18日~20 日開催の予定であったフランス・パリにおける ISO/TC 123国際会議が世界的なコロナ禍の影響により、2021年2月11日・12日、18日・19日のオンライン(Web)開催に変更され、担当する委員が参加した。
・オンライン開催されたISO/TC123平軸受国内委員会の本委員会および小委員会に担当会員が出席し審議に参加した。
・2020年度に発刊されたISO規格20 数点を購入、貸与などして、ISO規格の新設・改訂に関する支援を行った。
・PBSAのホームページ運営として、2020年7月に更新作業を実施した。
・日本規格協会の国際標準化会員を継続する。
・第2回総会(通算 第32回)開催を本年3月1日に予定したが、新型肺炎感染防止のため、集合開催を避け、書面による承認(電子メールによる総会)を行った。
また、2021年度事業計画(一部実施済み)について次のような報告がなされ、承認が得られた。
・本年6月1日に第1回総会(通算 第33回)を書面総会(電子メールによる総会)によって実施した 。
・ISO/TC123 国際標準関連プロジェクトおよび委員会等への参加と支援を予定:東京で本年10月13日~15日に開催予定のISO/TC123および各SC国際会議を支援
・ISO/TC123における国際標準新規提案事項新規規格制定活動として、①発熱変形を考慮した軸受計算技術、②回転機械の安定化問題、③二硫化モリブデン(MoS2)を応用した表面改質技術、④ダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングを利用した表面改質技術、⑤軸受の廃棄・リサイクル、⑥水潤滑用の軸受材料などについて支援を予定。