THKは、半導体製造装置、電子部品実装機、医療関連装置向けに需要拡大が見込まれるφ16以下の小径サイズのボールねじである「ミニチュアボールねじ」のラインナップとして、ねじ軸径とリードの組み合わせで計21形番をカタログ標準品として新たに追加、カタログ標準品としてバリエーションを展開していく。
ミニチュアボールねじは、軸径 φ16以下の小径サイズのボールねじの総称で、これまでも小型装置向けに広範な用途として用いられており、ミニチュアならではの特徴を有している。
昨今、ボールねじを取り巻く環境は大きく変化し、特に半導体製造装置、電子部品実装機、医療関連装置向けに小径ボールねじの需要が多く見込まれており、標準化を望む声が増えてきている。
THKではこうしたユーザーニーズに対応すべく、今回、同社のMBF形(精密)、BLK形(精密)、MTF形(転造)、BLK形(転造)のミニチュアボールねじで、ねじ軸径φ6、φ8、φ10、φ12、φ14の5種類、リード1mm、1.5mm、2mm、2.5mm、3mm、4mm、5mm、8mm、10mmの9種類、ねじ軸径とリードの組み合わせで計21形番をカタログ標準品として新たにラインナップする。
同社では引き続き、一般産業機械から精密機械、小型の高精度な工作機械まで、幅広い装置の高性能化に貢献していく。