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SEMICON Japan 2024

 

日本工作機器工業会、2023 賀詞交歓会を開催

 日本工作機器工業会は1月16日、東京都港区の芝パークホテルで、「2023年 賀詞交歓会」を開催した。

 当日は寺町彰博会長(THK社長)が、2022年1月~12月の同工業会会員企業の販売額が前年同期比11.4%増の2195億円となる見込みであることを報告。また、FA関連の動きが活発で内需が堅調なことや、停滞している中国経済が4月以降動き出して世界経済が回復に向かうと予想されることから、2023年1月~12月の同工業会会員企業の販売額について2250億円の微増とする見通しを発表した。

 寺町会長はまた、「コロナ禍でリモートによる仕事の仕方が大きく変化し、またAIやIoT、ロボット化などが進展するなど、時代は大きな変革期を迎えている。この急激な変化に対応し克服することが日本の、また工作機器業界の命題と言え、それには連携がますます重要になる。ロボット化・自動化・コネクティッドといった流れはまさに当工業会の時代が到来したことを示唆しており、この機会に関連する装置メーカーや機械メーカーをフォローアップして、世界でのプレゼンスを高めてほしい。当工業会内だけでなく、関連諸団体との連携を密にし、情報交換を密にしてほしい。工作機器と関連の深い工作機械業界、半導体製造装置業界、ロボット業界からの主なニーズとしては、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)への対応がある。ビジネスを進める上で欠かせないDXやGXへの理解を深めるための勉強会も当工業会主催で実施していく。DXやGXを活用したビジネス拡大に努めてほしい」と語った。
 

日本工作機器工業会 2023賀詞交換会 挨拶する寺町会長 THK bmt ベアリング&モーション・テック
挨拶する寺町会長