トリニティーラボ(https://trinity-lab.com/)は山形大学、東京都立産業技術研究センターと共同で、機械振興協会が表彰する第60回機械振興賞「審査委員長特別賞」を受賞した。2月20日に東京プリンスホテル プロビデンスホールに第60回機械振興賞表彰式が実施され、トリニティーラボの野村修平社長、山形大学の野々村美宗教授、東京都立産業技術研究センターの黒部篤理事長と齋藤庸賀 副主任研究員が表彰された。

左から、野々村美宗氏、野村修平氏、機械振興協会・釡 和明会長、黒部 篤氏、齋藤庸賀氏
機械振興賞は、我が国機械産業における技術開発の一層の促進を図るため、優秀な研究開発およびその成果の実用化によって、機械産業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業・大学・研究機関および研究開発担当者を表彰することにより、我が国機械産業の振興に資することを目的としている。
本年度は、機械産業関係団体及び地方公共団体、国公立試験研究機関、学会等による受賞候補者の推薦および候補者による自薦での応募が37件となった。東京大学 名誉教授 中島尚正氏ら8人からなる審査委員会による審査の結果、研究開発14件、支援事業4件が決定した。
トリニティーラボと山形大学、東京都立産業技術研究センターが受賞した第60回機械振興賞 審査委員長特別賞の業績は、「人の触感を数値化する評価装置の開発」。
人の触感を数値化することは、製品表面の触り心地やクリームなどを塗布した肌の触感変化などを定量的に評価するために重要となる。触感に近いものとして摩擦力測定が挙げられるが、一定の速度で接触子を動かして測定する摩擦力測定とは異なり、指や手の動きの速度変化に伴う摩擦力の変化や測定物の形状変化などを総合的に評価する必要がある。本業績では、接触子を正弦運動させ、その際の摩擦力の変化によって触感を評価する方法を採用した。
また、人の触感を正確に測定するために、人の指紋を模倣した接触子を開発し、これに取り付けるための高感度なロードセル(力センサー)も開発した。また、指でこする動きを安定させるために正確な正弦運動を実現するスコッチヨーク機構を改良した揺動システムを開発した点が評価されての受賞となった。


