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SEMICON Japan 2024

 

イグス、コスト削減を実現する可動ケーブル配送・保管用ソリューションを開発

 イグスは、ケーブル保護管「エナジーチェーン」専用の可動ケーブルである「チェーンフレックス」の配送・保管用の新たなソリューション「チェーンフレックスケース」を開発した。本ケースは通常配送で出荷でき、また、積み重ねて保管が可能なため、輸送コストと保管コストの両方を大幅に削減できるほか、ケーブルはケースから直接繰り出しが可能となっている。

チェーンフレックスケース
チェーンフレックスケース

 

 チェーンフレックスをケーブルドラムでパレットに載せて出荷する場合、多額の送料がかかる上、特別な保管場所を確保する必要がある。今回開発された「チェーンフレックスケース」は50㎝×45㎝×40cmの箱で、ケーブルを収納して通常配送で出荷できるため、送料を大幅に節約できる。また、積み重ねることが可能なため商品到着後にすぐ使用でき、あるいは保管場所に設置できる。

 ユーザーは用途に合わせて、作業現場のすぐ近くに保管システムを構築することも可能なほか、本ケースを使用することで、取り扱いの手間や、パレットリフターやケーブル巻き戻し機、架台、これらにかかる費用が不要となる。つまり、大型で高コストのケーブル保管設備がなく、ケーブルを通常の棚に保管しているような作業場にも適した実用的なソリューションとなっている。

 ケース内部には特別設計された小型のケーブルドラムがあり、これにケーブルを巻き付けることでケーブルを保護すると同時に、直接繰り出して使用できる構造となっている。ケースは段ボール製のため、非常に軽くて頑丈でリサイクルも容易。

 チェーンフレックスケースの仕様は以下のとおり。

・寸法:50㎝×45㎝×40cm

・収納ケーブルの最長長さ:200m

・収納ケーブルの最大重量:70kg

・対応ケーブル:イグスのチェーンフレックス 制御・動力ケーブル、データケーブル、バスケーブル、複合ケーブル、エンコーダケーブル、動力ケーブル