ジェイテクトは、IoEソリューション強化と顧客への付加価値向上を目的とし、日立ソリューションズとの協業を進めていたが、7月から日立ソリューションズグループの生産計画ソリューションである「SynPLA」との連携を開始した。
SynPLAは、製造現場が実現可能な生産日程計画を立案するための、多彩なスケジューリングロジックを搭載したパッケージソフトウェア。今回の連携により、SynPLAを利用する企業は、設備の稼働状況を工事レスで簡単に見える化できるジェイテクトの「稼働アップNaviシリーズ」を導入することで簡単に実績データを取得し、SynPLA上で最適な生産スケジュールを行えるようになった。同様に、IoEソリューションを利用する企業は、SynPLAを導入することで、設備や作業員の実績情報を活用した生産スケジュールを行えるようになった。
ジェイテクトと日立ソリューションズは、運用技術(OT)と情報技術(IT)を融合したスマートファクトリーの領域で協業を合意し、2019年12月より協創活動を進めてきた。ジェイテクトでは引き続き日立ソリューションズとの連携強化を進め、企業のスマートファクトリー化を支援していく考えだ。
日立ソリューションズ 執行役員の臼杵誠剛氏は、「当社は、製造現場での豊富な経験を持つ、ジェイテクトと協創活動できることを光栄に思う。当社と同様に“人”を大切にするジェイテクトとともに、“人が主役のスマートファクトリー”の実現をめざし、互いの強みを活かした、協創ソリューションの開発を推進している。今後も様々なテーマで協創活動を行い、双方の顧客へ新たな価値を提供していく」と語っている。