エボニック ジャパンは11月24日、続くコロナ禍でもオンラインで社内コミュニケーションを促進する目的で、2年ぶりとなる忘年会をオンラインで初めて開催した。120名の同社社員が自宅から参加し、約2時間半のイベントを楽しんだ。同社ではこのほか、2020年3月から導入しているテレワーク期間中にオンラインによる雑談会やイベントを計30回近く開催している。
同社では、福利厚生の一環、社員間の交流、そして、経営陣が社員に感謝を伝える機会として全社イベントである忘年会の開催を重視してきた。そのため、約8割の企業が本年も忘年会を「開催しない」と決定した(東京商工リサーチ第2回・2021年「忘・新年会に関するアンケート」調査より)中、同社では、社員の安全を最優先しつつ社内コミュニケーションを促進すべく、オンラインでの忘年会開催を決めたもの。参加者は自宅から参加し、届けられた食事ととともにチームビルディングのゲームや同僚との歓談をオンライン上で楽しんだ。
忘年会の開始にあたり、同社のフロリアン・キルシュナー社長は「コロナ禍、この1年業務に励んでくださった皆をどうしても労いたいと思っていた。食事を楽しみながらリラックスした時間を一緒に楽しもう。オンライン越しではあるが、マスクなしで皆の顔が見られて本当に嬉しい」とコメントした。
同社では、新型コロナウイルスの感染リスクから社員の健康と安全を守る目的で、2020年3月からテレワークをいち早く導入。一方で、社員間の交流の場である雑談の機会がテレワークで失われてしまうことを懸念し、オンライン上での社員コミュニケーションの機会を提供してきた。
経営陣や社員がホストを務める「オンライン雑談会」は、2020年10月からこれまで計30回近く開催され、プレゼン上達法や、海外駐在時の経験共有などビジネスに関わるものから、アウトドアやスポーツ、旅行などの趣味に関わるものまで、多彩なテーマで社員間が交流を深める機会となっている。
オンライン雑談会の参加者からは「テレワークで同僚と話をする機会が減っていたので楽しかった」、「部署を超えて他拠点の人たちとの交流がありがたかった」、「直接話すことが少ない経営陣の意外な一面を知ることでより親しみがもてるようになった」、「普段の雑談や業務中では聞けない仕事術を聞くことができ大変参考になった」といったコメントが寄せられている。
同社では引き続き、社員の健康と安全を第一に優先しながら、社内コミュニケーションを促進し、より社員が参画しやすい働きやすい組織づくり、生き生きとした職場づくりを目指していく考えだ。