イグスは、可動ケーブル「チェーンフレックス」の出荷・保管ソリューションであるケースを小型化した「チェーンフレックスケースS」(https://www.igus.co.jp/info/n22-cfcase-s)を開発した。従来のチェーンフレックスケースMに比べて50%の省スペース化を実現し、細径ケーブルに最適。小型化により、輸送・保管がさらに簡単になり、コストも低減されるほか、ケースから直接ケーブルを引き出して使用することができ、現場での持ち運びも簡単になる。
イグスは、ユーザーがケーブルの輸送・保管コストを節約できるよう、2020年にチェーンフレックスケーブル用の出荷ソリューションとしてチェーンフレックスケースを開発した。これは再利用可能な材料で作られた段ボール箱で、パレットなしで配送が可能なため輸送コストを大幅に削減できる。また、保管システムとしても機能し、ケースからケーブルを直接取り出し、希望の長さに切断できる。
細径ケーブルや短いケーブル長に対応する小型化のニーズに応えて、開発されたコンパクトなケースSでは、最大収納長200mのケースMと比較して、短いケーブル長向けに低価格を実現。小型化により、持ち運びや車両での運搬もさらに簡単になったほか、建設現場などで直接ケーブルを引き出して使用できる。
チェーンフレックスケースは、修理・メンテナンスの分野などですでに多用されていおり、ケーブルをまっすぐ引き出してケーブル保護管「エナジーチェーン」にねじれのない状態で収納できるため、可動部での長寿命化にも大きく貢献する。チェーンフレックスケースは、850種類以上のチェーンフレックスケーブルに対応している。