エボニック インダストリーズは、 サステナビリティに対する取り組みにおいて、格付け機関であるエコヴァディス(EcoVadis)からプラチナ評価を獲得した。これにより、スペシャルティケミカルカンパニーであるエボニックは、過去12カ月間にエコヴァディスの調査対象となった企業の中で、上位1%に入る高い評価を受けることになった。同社のプラチナ評価獲得は、2021年、2022年に続いて3回目となる。
エボニックの最高人事責任者兼労務担当取締役・サステナビリティ担当執行役員のトーマス・ヴェッセル氏は、「エコヴァディスからプラチナ評価をいただけたということは、当社のサステナビリティ管理システムの質の高さが認められたということ。またバリューチェーン全体を通じて透明性を確保するという当社のコミットメントを証明するものでもある。我々は、ステークホルダーとともに、このテーマを継続的に推進している」と述べている。
この目標達成に向けて、エボニックは自社の生産とビジネスプロセスだけでなく、バリューチェーン全体、とりわけサプライチェーンと顧客にとっての製品のメリットや用途にも常に注意を払っている。
エコヴァディスのサステナビリティ評価では、「環境」、「労働と人権」、「倫理」、「持続可能な資材調達」の各分野における企業のサステナビリティ・パフォーマンスが評価の対象となる。また、公開情報をもとに評価が行われる。
エボニックは、化学業界のイニシアチブ"Together for Sustainability” (TfS:サステナビリティのための協力)の創設メンバーで、パートナー企業はサプライヤーに対し統一性のある監査と評価を実施し、さらにトレーニングを行うことで、グローバルサプライチェーンの透明性と持続可能性を高めたいと考えている。本イニシアチブのパートナーであるエコヴァディスは毎年、サステナビリティ評価を通じてTfSメンバー企業の評価を行っている。