日本工作機械工業会は5月25日、東京都千代田区のホテルニューオータニで、「第5回通常総会」を開催した。
総会後の懇親会で挨拶に立った花木義麿会長(オークマ・社長)は、「2015年度の日工会の活動では、昨年7月に産学官の叡智を結集して加工システム研究開発機構を立ち上げた。先端技術研究開発、標準化研究開発、教育普及の3部門を設け、世界最先端の研究開発や戦略的な国際標準化活動を開始している。研究者、技術者の育成に向けた取り組みにも着手している。その他、各委員会、研究会を中心に多くの調査研究活動を進めてきた。恒例の工作機械トップセミナーの開催、高齢者雇用円滑化に向けた施策の提案、ユーザーのサービス品向け講習会の開催、輸出管理における評価基準の変更への対応、自動車のパワートレイン産業関係の調査や省エネへの取り組み等々、業界の未来に向けた日工会事業を推進してきた。このような活動実績を踏まえ、2016年度においては私が会長の任に就いて以来重点的に取り組んできた四つの課題、すなわち産学官連携の強化、標準化戦略の強化、JIMTOFの推進力の強化、人材の確保・周知策の強化を始めとする中長期的な課題への対応をさらに進化・発展させていく」と述べた。
続いて来賓を代表して経済産業省 製造産業局長の糟谷敏秀氏が挨拶を行い、歓談に移行した。