「第22回機械要素技術展(M-Tech)」(主催:リード エグジビション ジャパン)が6月20日~22日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された。同展は、ベアリング・直動案内機器、ダンパー、ばねなどの機械要素や、金属、樹脂に関する加工技術を一堂に集めた専門技術展。
ベアリング・モーション機器関連の新技術では今回、以下のような展示が見られた。
イグスは、クレーンやガントリークレーンで多くの採用実績を持つケーブル保護管エナジーチェーンP4の新モデル、「エナジーチェーンP4.1」を展示した。ピン/ボア接続部分に摩耗に強い無潤滑メンテナンスフリーのポリマー製すべり軸受「イグリデュール」を統合し、2倍の製品寿命を実現。予知保全が可能なスマート技術のオプションも紹介した。走行距離800m以上、走行速度5m/s 以上で低振動・低騒音を実現する。
「エナジーチェーンP4.1」
NSKマイクロプレシジョンは、参考出品として「ミニチュアボールベアリングを使用したトラクション減速機」の開発品を展示した。ミニチュアベアリングを使用することで軽量・コンパクトでエネルギーロスの少ない減速機を実現。低騒音・低振動で、減速費10:1、高回転を実現できる。ドローンやロボットなどへの適用を提案した。
「ミニチュアボールベアリングを使用したトラクション減速機」