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SEMICON Japan 2024

 

イグス、ロボットなど捻回用途に耐えるIO-Link可動ケーブル2種を開発

 イグスは、ロボットでの捻回使用に耐えられるセンサ・アクチュエータ用の2種類のIO-Link可動ケーブル「チェーンフレックスCF77.UL.03.05.INI」と「チェーンフレックスCF77.UL.03.05.INI.D」を開発した。いずれもケーブル保護管「エナジーチェーン」内での高度な要求に対応、±180°/mの捻回使用に耐えられるよう設計されているほか、許容曲げ半径は6.8×dで狭い設置スペースにも適している。

イグス IO-Linkケーブル
ロボットの捻回使用に耐えるIO-Link可動ケーブル

 

 このIO-Linkケーブルは、イグスの社内試験施設で2,200万ストロークの試験をクリアしているほか、現在入手可能な曲げ半径の小さいIO-Linkケーブルに比べコスト効率に優れる。

 IO-Linkは、センサーやアクチュエータなどのデバイスと接続し双方向のデジタル通信が可能なIEC 61131-9で規定された通信規格。IO-Link技術により、ユーザーはいつでもセンサーやアクチュエータの状態を監視し、通信することが可能となるが、この通信に使用されるIO-Linkケーブルには、小さな曲げ半径で高負荷に対応できるとともに、ロボットのねじれ動作にも耐えられることが求められる。

 今回開発されたチェーンフレックスIO-Link可動ケーブルは、3800mm2のドイツ本社の試験施設において6.4×dの曲げ半径で2200万ストロークに耐え、長寿命が実証されている。イグスではこの新しいIO-Linkケーブルをハーネス処理し、M12 / M8 / M5コネクタを備えたハーネス済みレディーケーブルとしても提供している。