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SEMICON Japan 2024

 

EMGルブリカンツ、高引火点・キープクリーン性の非亜鉛系耐摩耗性油圧作動油の国内販売を開始

 EMGルブリカンツ(https://www.emg-lube.jp/)は、Mobil™(モービル)ブランドの油圧作動油製品ラインナップに、高引火点でキープクリーン性を有する非亜鉛系の耐摩耗性油圧作動油「Mobil DTE™ HFP シリーズ」 を新たに追加、国内販売を開始する。販売を始めるのは、粘度グレードISO VG46の「Mobil DTE HFP 46」(荷姿:200Lドラムおよび20Lペール)と粘度グレードISO VG68の「Mobil DTE HFP 68」(荷姿:同じ)で、この6月から受注を開始し、7月6日から出荷を開始する予定。

Mobil DTE™ HFP シリーズ
Mobil DTE™ HFP シリーズ

 

 選別された高性能基油で構成された本製品は、優れた酸化安定性と熱安定性を示し、長いオイル寿命、スラッジ・デポジットの生成を最小限に抑える特徴があるほか、引火点が高い(消防法における分類は「可燃性液体類」)。

 油圧式の各種機械(試験機、射出成型機、プレス機、エレベーター、工作機械)、サーボバルブによる精密制御が必要な機械、従来製品でスラッジ・デポジット生成が問題となる油圧システムで、優れた性能を発揮する。

 主な特徴は以下のとおり。

・ 優れた酸化安定性によって、保守時のダウンタイムやコストを削減し、システムの清浄性および堆積物の低減につなげるとともに、オイルおよびフィルターの長寿命化にも貢献する

・ システム構成部品の耐摩耗性と腐食防止により、摩耗の低減が促進され、ポンプと構成部品が保護され、装置寿命が延長される

・ キープクリーン特性によってシステムのデポジットとスラッジの抑制、装置の保護の促進と装置寿命の延長、保守コストの削減、全体的なシステム性能の改善が実現する

・ 高い引火点により、工業用途で高引火点が要求されるアプリケーションでの適用で安全信頼性を高めるとともに、可燃性液体類のため、危険物第四類(第四石油類)に比べ貯蔵管理や取扱い上の各種規制が大幅に緩和される。

 本製品は、以下のような用途に最適。

・ 堆積物生成に極めて重要な油圧システム、または従来の製品でスラッジとデポジットが形成される場所

・ ギヤポンプ、ベーンポンプ、ラジアルピストンポンプ、およびアキシアルピストンポンプを用いるシステムならびにギヤと軸受を含むシステム

・ 少量の水が避けられない場所

・ 様々な種類の金属を用いる広範な構成部品を使用する機械

代表性状