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自動車5団体、新春賀詞交歓会を開催

 日本自動車工業会(自工会)、日本自動車部品工業会(部工会)、日本自動車車体工業会、日本自動車機械器具工業会、日本自動車販売協会連合会の自動車関連5団体は1月6日、東京都港区のホテルオークラ東京で、「令和8年 自動車5団体 新春賀詞交歓会」を開催した。

 当日はまず、本年1月1日付けで自工会新会長に就任した佐藤恒治氏(トヨタ自動車社長)が挨拶に立ち、「年始から国際情勢の目まぐるしい変化に直面しているが、このような時にこそ日本の基幹産業としてしっかりと自動車産業が役割を果たさねばならないと思っている。そのためにも、自工会の新体制として、片山前会長のもとで築かれてきた業界連携の基盤を継承した上で、実践のスピードを上げていきたい。昨年は厳しい通商環境に直面し、日本の自動車産業の基盤をいかに守り抜くかが問われた一年となった。そうした中で赤澤亮正経済再生担当大臣をはじめ政府各位が日米関税交渉の妥結に向け奔走していただいた。また、令和8年の税制改正大綱においては自動車関係諸税の簡素化あるいは負担軽減に向けた大きな一歩を踏み出していただいた。引き続き、日本のものづくりの競争力強化、国内市場の活性化に向けて、官民一体となって取り組んでいきたい。自工会では昨年末に、新たな重点テーマ「新・七つの課題」を定めた。そのキーワードは「国際競争力」。足元が厳しい環境を生き抜くため、そしてモビリティ産業として成長していくためには、業界一丸となって国際競争力を高めていくことが必要。人材基盤の強化やサプライチェーン全体での競争力向上、あるいはマルチパスウェイの社会実装を加速していくこと、こういったテーマのもと、一歩も二歩も踏み込んで協調領域を具体化させて、実践を積み重ねていきたい。また、国際競争力を高めるためには、自動車産業の強みを生かしたAI活用も重要になる。AIをはじめ情報セム、データ分析の領域では「Garbage in, Garbage out(ガベージイン・ガベージアウト)」、つまり質の悪い情報からは良い結果は得られないという格言がある。逆に言うと良質なデータこそが良いアウトプットを生み出す、と言える。我々自動車産業の現場には、生産から物流、販売、整備まで、長年培ってきた理論・技術があり、これを支える人がいる。私自身、本当にものづくりにずっと携わってきて、この部分は絶対に失ってはいけない、競争力の源泉であると思っている。今こそ、この力を伸ばしていく、その時が来ている。こうした強み、現場の技をデータに落とし込むと、AIあるいはロボティクス、フィジカルAIを組み合わせたものづくりができれば、我々の新たな競争力になっていく、日本の勝ち筋にもなっていくと思う。是非とも自動車5団体の知見を持ち寄り、こうした取り組みも進めていきたい。正解が分からない時代にこそ、動き続けることが大切。意思をもって行動すれば目の前の景色は必ず変わる。我々自動車産業にいる者はこれまでも、そしてこれからも、基幹産業として日本をもっと元気にする、その役に立つ必要がある。そのためにもまずは、我々一人ひとりが元気でなければならない。正直難しいことはいろいろとあるが、「元気があれば何でもできる」そんな思いで新年をスタートしていきたい。この一年、自動車5団体、そして550万人の仲間の力を結集して、元気良く動き続けていこう」と力強く語った。

2026年 自動車5団体賀詞交歓会 挨拶する佐藤恒治・自工会新会長 bmt ベアリング&モーション・テック
挨拶する佐藤恒治・自工会新会長