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SEMICON Japan 2024

 

ジェイテクト、軸受ユニットなど開発・実験のためのテストコースを建設

テストコースのイメージテストコースのイメージ ジェイテクト( http://www.jtekt.co.jp )は自動車用ステアリングシステム、駆動システム、軸受ユニットの開発・実験のためのテストコース建設に着手した。

 テストコースでの実車走行試験により、車両性能の観点から先行技術開発を強化し、提案型サプライヤーとして顧客の期待に応える。また、開発・実験のスピードアップ、高度化、信頼性向上を進め、開発業務を効率化し、顧客のニーズに即応できるよう開発期間を短縮する。

 テストコースのは名称は「JTEKT伊賀試験場」。三重県伊賀市に建設する。 敷地面積は約50万m2、テストコース面積は約16万m2。試験路は、高速試験用直線路(全長1km)、ステアリング操舵用の起伏に富んだハンドリング路(全長1.2km)、最大半径75mの旋回試験路(外周700メートル)、多種多様な路面を再現した路面模擬試験路などを用意。来年9月の竣工を予定している。

 同社では、これまで奈良工場等の試験路で車両適合評価を実施していたが、自動車の電子制御の高度化や安全・品質面での信頼性の向上に対応するため、同社では初めてとなる大規模テストコースを建設する。今後も自動車市場が急拡大する中国をはじめとした新興国でのテストコース建設も検討してまいる。