大豊工業( http://www.taihonet.co.jp )は、中国で最大のアルミ軸受素材メーカー「常州恒業軸瓦材料有限公司」を完全子会社化すると発表した。この買収により、大豊工業は海外で初めて軸受素材生産拠点を持つことになる。
この買収により、高価で高品質な軸受素材を中国で生産し、素材工程から加工工程までの一貫生産を中国で実現する。また、日本における軸受素材の製造技術を移転することで、製品領域を拡げ、中国市場のシェア拡大を図る。
買収額は約4500万元(約5億7000万円)、董事長には大宝工業・常務執行役員の近藤隆彦氏が就任する。今年4月9日に契約締結を予定している。買収する会社は1991年に設立し、エンジン用アルミ軸受合金素材の製造、販売を行っている。従業員は150名。2011年売上実績は8100万元(約10億円)。