日本精工(NSK、 http://www.jp.nsk.com/ )は、マニュアルトランスミッション(MT)やデュアルクラッチトランスミッション(DCT)などトランスミッションの低摩擦損失、小型・軽量化を図る「軸シールタイプ密封クリーン玉軸受」を開発した。
同品は、同社独自のシール形状を開発し、シールの密封性能を維持したまま、緊迫力を低減することで、軸受の耐久性を損なうことなく、摺動摩擦を半減させた。これにより、トランスミッションの効率向上につながる。
また、内輪の形状を最適化することで、軸方向の耐荷重を従来よりも20%向上させた。さらに、内輪外径に直接摺動する軸シールを採用することで、取り付け部の間座が不要になり、部品点数の削減を可能にした。これにより、トランスミッションの小型・軽量化を図ることができる。
同社は、MTやDCTの需要が伸びている欧州や新興国などで同品品の拡販を図り、2018年に18億円の売上を目指す。