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SKF、浮体式洋上風力発電装置に連続式振動監視システムを導入

 SKFは、浮体式洋上風力発電をリードするIdeol社がFloatgen浮体式風力発電プロジェクト用に購入されたVestas V80タービンに関して、フランスのSKFソリューション・ファクトリーのチームがメイン軸受、グリースの品質、発電機の電気系の精査(Bakerアナライザー)に赴いたと発表した。機器(メイン軸受、ギアボックス、発電機)の運動学的連鎖全体を把握できる連続的な振動監視システムを設置して、機器の振動性能を遠隔監視できるようにした。

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 商用の浮体式風力タービンの大半は開発の初期段階にあるが、Ideolでは業界に先駆けて商用浮体式風力タービンを市場に投入しようとしている。先ごろ、同社の高さ62メートルのFloatgen風力タービンが、フランス、ナント中央学校のSEM-REV試験場に設置。フランスの大西洋沿岸から20 kmの沖合に設置されたこの風力タービンは、9月18日よりフランスのグリッドに電力を供給している。

現 在、試験条件下で運転されているこの浮体式風力タービンは、すでに高さ5メートルの波と秒速15メートルの風に耐え、洋上での高性能を実証している。フルスケールの設備に拡大されれば、Ideol社の浮体式風力タービンは何百万もの人々に電力を供給できると見込まれている。

 SKFの遠隔による軸受けなどの振動監視システムによって、定期的なメンテナンスの難しい浮体式風力タービンにおける電力の安定供給を保持することが期待されている。