日本精工とVolkswagen社(VW)は、両社のイノベーション力を高めることを目的に、ステアリング事業における協業に合意、最初のステップとして、製品開発における協業契約を締結した。
写真左から、Schmall氏、Sommer氏、麓氏
VW社取締役のStefan Sommer氏は、「ステアリングのグローバルサプライヤーである日本精工との協業に合意できたことは、当社のシャシービジネスにおけるグローバルな開発と生産を拡大させ、イノベーション力をさらに強化する、戦略的に重要なステップとなる」と語っている。
また、VWグループ、コンポーネント部門CEOのThomas Schmall氏は、「両社が持ち寄ったノウハウを製品開発の協業の中で徹底的に活用していくことで、両社の製品がより素晴らしいものになることを期待している」と述べている。
日本精工 執行役専務 自動車事業本部 ステアリング&アクチュエータ本部長の麓 正忠 氏は「VWとの協業合意は、当社の製品ポートフォリオとグローバル生産を拡大するために、戦略的で重要な意味を持つ合意。多くの分野で補完関係にある両社が、将来のさらなるイノベーションに向けて、よりよい関係を構築していくことを期待している」と語っている。