不二越は、高速・高精度を特長とする産業用ロボット「MZシリーズ」のラインナップ
に 25kg可搬の中型ロボット「MZ25」を追加した。12月から販売を開始、2020年度に1000台の販売を目指す。
同社は、2013年に、世界最速・軽量コンパクトロボット「MZ07」(7kg可搬)を市場投入。その後も高速・高精度を特長とするMZシリーズのラインナップを拡充、高い評価を獲得し、全世界で小型ロボットのマーケットシェア拡大を進めてきた。
今回、自動化ニーズが益々高まる自動車部品・一般産業機械分野をターゲットとして、MZシリーズに中型ロボット「MZ25」(25kg可搬)をラインナップ。小型ロボットMZシリーズの高速・高精度、さらに高い汎用性を保持しつつ、中型ロボット市場でのマーケットシェア拡大を進めていく。
今後も、順次、スカラタイプを含めた中小型ロボット、協働ロボットのラインナップを拡げ、ロボットを組み込んだシステム・アプリケーションを提供していくことで、ユーザーのあらゆるFA化ニーズに応えていく。
MZ25の特長は以下のとおり。
(1) 高い汎用性
同一クラスではトップクラスの作業領域とパワフルな手首トルクで、大型ワーク・ハンドに対応し、ローディングをはじめ、バリとり、部品の組立・搬送等幅広い用途で使用可能。また、防塵防滴(IP67)・防錆機能を標準装備し、粉塵、水滴が飛散する環境にも対応
(2) 高速・高精度動作
軽量化と高剛性を両立した設計で、クラストップ レベルの高速・高精度動作(位置繰返し精度±0.05mm) を実現、ユーザーの生産性向上に貢献する
(3) 豊富なアプリケーション
独自の中空手首構造に加え、各種アプリケーションで要望される配線・配管を機体内に標準装備することで 周辺装置との配線などの干渉リスクを低減させ、信頼性が向上。さらに、大流量のエアーブロー等を可能にする大口径のエアーホースや、複数のアプリ線取出口を標準装備す
るなど、ユーザーの利便性が格段に向上