ハイウィンは、ロボット・自動化システム導入におけるPoC(Proof of Concept:概念実証)から実際の導入、運用におけるティーチング、メンテナンスまでを支援する「ロボット技術センター」を東京都府中市に開設した。
自動化システムの導入では、企画したものが技術的に可能なのかを検証するPoCで躓くケースが少なくない。その背景としては、PoCには要素が多く、コストが導入の妨げになることが少なくないことなどが挙げられる。ハイウィンではPoCの段階からユーザーと課題を共有し、導入までのサポートを行う。
運用においてはまた、プログラミング作業を行うティーチングや日常点検などのメンテナンスが欠かせない。厚生労働省は労働安全衛生法第28条第1項で、危険防止の措置、作業行動から生ずる労働災害の防止の措置を講じるよう定めており、事業者が産業用ロボットを運用する上でのメンテナンスの必要性が記載されている。ロボット技術センターでは、担当者が受講する必要のある保守法令に則った「特別教育」もサポートする。
ロボット技術センターでは、同社の垂直多関節ロボットやスカラロボットなどの産業用ロボットを常設。見学のほか、PoC~導入までの打ち合わせの相談も常時受け付けている。