日本精工(NSK、 http://www.jp.nsk.com )は、中国で自動車軸受、産業機械軸受の製造・販売等を行う子会社「合肥恩斯克有限公司」を7月に設立する。操業は来年8月、資本金が約50億円、従業員約500名を予定している。
NSKは、1995年に昆山恩斯克有限公司(上海市近郊)を設立、軸受の生産を開始して以来、中国の経済発展とともに事業を拡大し、現在では中国国内の11工場で産業機械軸受、自動車軸受、自動車部品、精密機器関連製品等を生産している。
近年、成長著しい中国は、自動車産業や電機・工作機械・鉄鋼・鉄道車両等の幅広い産業が急速に発展し、これに伴い自動車軸受や産業機械軸受の需要が大きく伸びているという。同社はこの急速に拡大する中国の軸受市場に対応するため、中国内陸部の安徽省合肥市に、玉軸受の生産拠点として新会社を設立する。 この新たな生産拠点により、自動車軸受や産業機械軸受の供給力を高め、中国事業のさらなる成長を図る。