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SEMICON Japan 2024

 

日本トライボロジー学会、第67期会長に牧野武朗氏(三菱重工業)

 日本トライボロジー学会(JAST)は5月24日、Web会議システムを利用したオンライン方式により「第66期定時社員総会」を開催した。今回は第67期役員の選任についても決議がなされ、第67期新会長に三菱重工業 シニアフェロー 総合研究所 技師長の牧野武朗氏が選出された。

牧野武朗・JAST第67期会長 bmt ベアリング&モーション・テック
牧野武朗・JAST第67期会長

 

 JAST第66期定時社員総会は新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、Web会議システムを利用したオンライン方式により開催。社員総会の議事は、議長である第66期会長の九州大学 教授の杉村丈一氏によって進められ、2022年度事業計画・収支予算ともに可決・承認された。

 総会では第67期役員選任の議案についても同意が得られ、これを受けて第67期第1回理事会が開催され、三菱重工業 牧野武朗氏が第67期会長に選出されたもの。

 牧野氏はJAST新会長就任にあたって、「当会では、“会員サービスの充実による会員メリットの向上”、“世界における日本のトライボロジーのプレゼンス向上”、“学会運営の効率化と財政の健全化”という運営方針を掲げて、杉村 第65期・第66期会長のリーダーシップのもとで活動してきたが、今期もこの運営方針を堅持しつつ、会員各位の意見もいただきながら、運営の改善に力を注いでいきたい。昨今のCOVID-19、さらにはウクライナ情勢、地球温暖化問題など、我々を取り巻く様々な情勢の中で、科学技術で社会を支える者の一員としてトライボロジストである我々は、安全・安心ということを強く意識していき、そしてそれをゴールとして行われることの重要性にあらためて思いを致す必要がある。低炭素社会の実現に向けては、需要側における省エネ、供給側における高効率化は、大変重要な要素。我々トライボロジストの知を結集し、低炭素社会実現のための諸課題に立ち向かう必要があり、当会が一つの社会的役割を果たしていければと考える。会員には積極的に当会の諸活動に参加していただき、様々な視点から、どんどん新しい提案をしていただきたい」と抱負を語った。