THKは3月18日、東京都品川区の品川プリンスホテル アネックスタワーで開催された「第53期定時株主総会」に合わせ「THKグループ製品展示会」を併催した。展示会は同社株主に対し、同社グループ製品の概要と、工作機械や産業用ロボット、射出成形機、輸送機器、免震装置といった同社グループ製品の活躍しているフィールドを紹介し理解を深めてもらうもので、今回は4年ぶりの開催となる。
展示会では、先ごろ回転部品向けAI診断サービス(ADV)の提供が開始されソリューションが増強された製造業向けIoTサービス「OMNIedge」や、自動倉庫などで採用が進んできているユーティリティスライド「ATG(テレスコピックタイプ)/AWG(ホイールタイプ)」、伸縮モジュール・旋回モジュール・昇降モジュールをラインナップした円筒座標型モジュール「MLS」、自律型の走行台車とデジタルサイネージ(電子看板)を組み合わせた自律搬送ロボット「自律移動型サイネージロボット」などの最新製品が展示された。
また、同社の直動案内「LMガイド」やボールねじが採用された、精密両面研削盤(浜井産業)や高信頼性・高性能ワイヤ放電加工機(ファナック)、パウダーベッド方式のレーザ金属積層造形機(DMG森精機)、電動サーボ射出成形機(東洋機械金属)、射出成形品の高速・高精度取出ロボット(ユーシン精機)、自動血球計数CRP測定装置(堀場製作所)、モータ駆動のパワード義足(BionicM)といったユーザー企業の装置が多数展示された。