THKは、垂直軸風車のエネルギーロスを抑え発電効率を向上させる「低トルクシャフトユニット WLS」の発売を開始した。
開発品の回転機構部は、アンギュラ玉軸受と深溝玉軸受の各低トルク軸受が組み込まれたメインシャフトが、ハウジングによって支持されるユニット構造となっている。主な特徴は以下のとおり。
1.風にも空気の流れにも敏感に働く、最適な軸受設計によって、低トルク特性がJIS規格品との比較で50%以下
2.転がり摩擦などの抵抗を軽減して、シャフトの回転部分におけるエネルギーロスを小さく抑え、スムーズに駆動。発電効率がJIS規格品との比較で3ポイント向上
3.強度と耐久性で高い信頼性を実現:小型風車の安全基準規格IEC61400-2とJSWTA0001に準拠
4.予圧と同軸度が管理され、組立て/調整工数の手間がないベアリング組込み式の完成体ユニットを実現。ロックナットの緩みや脱落、軸受嵌め合い部のフレッチング破損といったトラブルのリスクがない。