NTNは、模造品の流通防止に対する新しい取組みとして、ホログラムなどを施した模造防止製品ラベルを導入する。
特に海外市場では、NTNのブランドを装った模造品が流通するという問題がある。これら模造品は品質が粗悪なことが多く、模造品を使用することでユーザーの製造工程の停止、車両トラブルなど、重大な事故発生の原因となる危険性がある。
同社ではこのような事態への対応策として、模造防止製品ラベルを導入する。新ラベルには、模造が難しいホログラムを採用するとともに、肉眼では判別できない数種類のマイクロ文字を印字している。さらにユーザーは、専用アプリにより、ラベルに印刷されたQRコード(製品識別番号をQRコード化)を読み取り、真贋判定が可能となる。この模造防止対策を施した新ラベルは、本年4月から順次出荷する商品の内装箱に貼付する。
同社では今後も模造品対策をグローバルで強化し、ユーザーに安心して同社の商品を使用してもらえる体制を整えていく。