イグスは、機械や設備の可動部でケーブルやホースを保護・案内するケーブル保護管「エナジーチェーン」の革新的な使用事例を表彰するコンテスト「ベクター賞」を開催している。産業界を超えて広く日々の生活に貢献するエナジーチェーンの大胆で革新的な事例を募集している(www.igus.co.jp/vector-award)。
今回で7回目となるベクター賞は、産業界における問題を解決した使用事例や、技術的並びに経済的に優れた事例、さらには独創性を発見することを目標に、2008年の創設以来隔年で開催されている。
応募作品は研究分野や業界誌およびメーカーの専門家から構成される独立した審査員によって審査。受賞者は2020年ハノーバー・メッセ(4月20日~24日に開催)で表彰され、金賞には賞金5000€、銀賞には2500€、銅賞には1000€が贈られる。前回2018年には、30を超える国から187のご応募があった。
これまでの受賞事例には、スペインの機械メーカーLoxin社による飛行機胴体にリベットを打つロボット(2018年ベクター金賞)、ノルウェーのRobotic Drilling Systems社が開発した掘削基地におけるドリルの位置決めを行う機械(2016年ベクター金賞)、ドイツのデュースブルク・エッセン大学が開発した高層ラックの8本のワイヤーによる搬送システム(2014年ベクター金賞)などがある。
いずれの事例もそれぞれ特徴があるが、共通点としてエナジーチェーンを使った用途の多様性を示し、他の設計者の方々にインスピレーションを与えていることが挙げられる。
応募は、エナジーチェーン使用事例に関する説明文、写真、動画または図面を添えて、2020年2月28日までオンラインで受付している。
詳しい情報は、以下から確認できるが、コンテストへの応募条件のほか、2018年の受賞事例等が掲載してある。
www.igus.co.jp/vector-award