新東工業は、歪ゲージ式6軸力覚センサ「ZYXer(ジクサー)」がデンソーウェーブ、川崎重工業、ファナックの国内ロボットメーカー3社ににオプションとして採用されたと発表した。
ロボットに力の感覚を与えることができる同社のZYXerは機械特性・電気特性が力覚センサの中でも高い水準にあり、手指の感覚が求められる巧みの作業から、非常に大きな力が必要となる作業、複雑な力の動きを伴う作業まで、すべての力を高精度に測定することを可能にしている。
同社では今後、産業用ロボットに搭載し部材の研削やバリ取り作業への展開や、協働ロボットに搭載し部品のピッキングや嵌め合わせ、ネジ締め作業などに展開を進めており、さらなるロボット関連事業の拡大を図る。
ZYXerは、3軸(XYZ)の荷重と各軸周りのモーメントを高精度に検知することが可能なため、単純作業だけでなく熟練者が行うような高い精度が求められる作業の自動化も可能となり、品質の安定化や省人化を実現可能。また、定格モーメントが大きいため、高速で動くアームロボットへの導入ができ、サイクルタイムの短縮が可能。